阿部選手よりテーマなしで依頼を受けて、完全なる僕の嗜好で出来上がった一枚です。

阿部選手が毎年週刊プロレスの選手名鑑の『好きな芸能人』欄に名前を挙げている『三蔵法師』がモチーフです。

悟りを開いた「法師」と、悟りとは対をなしている「煩悩」という言葉。

「意味わかんないけど、なんか面白い…」

という点が、

「無駄な動きも多いけど何故か惹かれてしまう…」

という、阿部選手のプロレスを表現しています。

あと言わずもがなですが、「煩悩」という言葉は阿部選手がデビュー時から使っている言葉です。

また、「法師」ではありませんが、阿部選手は元僧侶です。

煩悩だらけの元僧侶。阿部選手の人生を勝手に表現した一枚となっております。

さらに、「三蔵」と「煩悩」で韻を踏んでいます。実はそこそこヒップホップ好きな阿部選手をそんなところでも表現しています。

イラスト部分は僕が担当して、「煩悩法師」の文字は阿部選手が筆で書きました。

阿部選手のファンとして、こんな光栄なことはありません。

初見で「意味わかんねえし、外で着れねえよ！」と思ったそこのあなたがこの話を聞いて、少し買う気になってくれたら幸いです。

2019.03